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2006.07.02

姫川林道 詳細3

乙部レーダー基地を降りて、目的地である。
姫川林道の本流に戻ります。あとは八雲側に
降りるだけです。
えっ!
06062912.jpg
あ~この絵みたことある!!そっか姫川林道の廃道はここから
始まるのか!!
13:00頃、姫川林道に突入しました。
06062913.jpg
突入して100メートルくらいで、大木が横たわっています。
この時は、周りに石があるので、その石を集めてこの大木を
突破しました。(この夏、姫川林道に行くことがあれば、この
石組みを見ることができます)
のちのち、この石に苦労させられるとは思ってませんでしたね。

06062914.jpg
最初の大木を除けば、ま~少しは廃道らしくなってるかなぁ。
と2~3キロくらいすすん行きました。
06062915.jpg
あ~これが藪漕ぎか、楽勝じゃないですか?
と藪漕ぎを始めると、あちらこちらに黒いヒグマの糞が
あるの見かけ始めました。結局数十の黒い固まりを
見かけました。最初の2~3個まではヒグマ!!と
びびっていましたが、途中から、ヒグマの糞より道の方に
びびっていたので、ヒグマの糞には何も感じなかったです。
06062916.jpg
これが道です。
himekawa1.jpg
この辺あたりから藪漕ぎが酷くなります。
さらにもう少し進むと、道が延々と小川になってます。
ずっと湿地になっているので、笹&フキだらけで地面は
ほとんど見えません。さらに小川はずっと水が流れています。
石も一杯転がっています。大雨がふれば、どんどん溝が
深くなります。その溝と石がフキと笹によって見えないんです。
GPSで今いる場所が道であるということを確認しながら
すすんでいます。決定的な倒木はないのですが、溝と石の
為にスタック&切り返しをしながら進んでいきます。
ここまでくると、もう後戻りするのも嫌です。出口の方が近いとこ
まで来てしまい(とは言え、あと5キロくらいです)先に進む
ことを選びました。
06062917.jpg
ハンドガードが!!

私もこの廃道で石に掴まり、XRを転かしてしまいました。
スタックは何度したかわかりません。
そして、N君がスタックしているので、親父が変わってN君のXRを
運転して脱出しました。ひとまずN君のXRを安全な場所まで
持っていこうと15メートルくらい走ると、石に弾かれて、私が
N君のXRを転かしてしまいました。転けた場所が・・・
崖っぷちです。親父はバイクに足を挟まれているので、とにかくここから
脱出するために、N君にバイクを除けてもらいました。
親父は脱出した瞬間に2~3回転しながら、崖下に落ちていきました・・・
(骨折等はしてませんが、打ち身で今も体が痛いです)
この時、出口まで2キロくらいです。時間は16時くらいです。

親父が崖の上に戻るとN君は真剣に歩いて脱出しようか言い出しました。
でも、まだ時間もあるし、とにかく出口に近づこうと言うことで、出発することに。

自分のXRに戻って愕然としました。げっエンジン切ってるのに
ライト消すの忘れてた・・・バッテリがあがってます・・・・
幸い、N君もXRなので、N君のXRからバッテリを外して
親父のXRに繋げて、エンジンをかけました。やはりオフロードには
キックスタートは必要ですね・・・このエンジンをかけるために
さらに15分近く時間をロストしてしまいました。

あと、2キロくらいだ!頑張れば出られる!
と牛歩のようなスピードで進みます。というか道かどうかも不安になります。
GPSで道であると確認しながら進んでます。

親父が、休憩しているときに、N君に、この先どうなっているかを
確認に行かせることにしました。N君もヘロヘロに疲れているので親父の
XRに手をかけました。その時にXRが岩に当たってゴリという嫌な
音がしましたが、二人とも疲れているので気にしません。

それが最後の駄目押しのトラブルでした。
偵察から戻ったN君曰く、道らしいので、行けますと言うことなので
出発することに、

チェーンが外れてます!!

洒落になりません・・・時間にして18:30です。
親父は速攻で、チェーンを直そうと車載工具を降ろして対応しますが
車載工具ではリアタイヤをなかなか上手に外せません。
ヘロヘロに疲れているので気力もありません。
N君はすでにバイクを置いて山を徒歩で降りることに決めたようで、
沢の水を沸かして(エキノコックス対策)、コーヒーを入れて一息つく
準備を初めてます。親父はそれでも頑張ってみようと20分くらい
がんばりましたがやはり、車載工具だけでリアタイヤを外すのは難しい・・・

ダメもとで、自転車同じようにチェーンをリアのスプロケに引っかけて
バックに押してみました。

直りました。奇跡です。

時間にして、19:00です。場所は

himekawa2.jpg
距離にして1キロくらいなのですが、フキと笹は相変わらす酷いです。

なぜか、今までよりは走りやすい雰囲気です。石にぶつかりながら
走ること1時間!日がすっかり落ちている時に橋まで来ました!
ここまでくれば多分大丈夫なんだろうけど、今まで酷い目にあって
いるので、疑心暗鬼です。
「きっと、もっと酷い道がまっているかもしれない・・・」
そんなことは無く、普通の林道が待っていました。

無事脱出できたことを、N君と二人で喜びながら、それも
時速30キロくらいでゆっくりゆっくり林道を走っていきました。
アスファルトの道路に出たときは20:00を過ぎていました。
抱き合いこそしませんでしたが、二人で「助かった!やった!!」
と叫びました。

ここから、札幌までは300キロ近くあるのですが、脱出を喜びながら
ゆっくり、ゆっくりと帰りました。自宅についた時は3時20分でした。

最後に藪漕ぎが始まったころの動画を乗せておきます。
「MOL001-1.wmv」をダウンロード

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コメント

こんにちはー!
凄すぎです。オフロードな方々は、これが常識ですか?
生死を懸けたツーリング。
読んでる方は面白かったです。
ムービーも見ました。
今まで頭の中にあった『林道』の概念がどっか行っちゃいました。
GPSが無かったら、間違いなく遭難してますよね。
ご無事で何よりでした。
でも、更なる秘境を期待してしまう1読者でした。

投稿: くま | 2006.07.02 15:55

シャレになりませんね、けっこう(^^;
よくぞご無事で…

オフ車の長距離移動は
やはり軽トラックでしょう(笑)

投稿: IGAPON | 2006.07.04 22:46

>くまさん
常識じゃないと思います(^-^;
ネットでも行ったことのあると言う書き込みは少ないので、もしかしてすごいのかもしれないと思いましたけど・・・
GPS持ってるからいっちゃえってのもあるかもしれません。

投稿: うり坊 | 2006.07.04 23:49

>IGAPONさん
一緒に行ったN君が軽トラと騒いでいました。
オフロードの長距離は辛いですね。

投稿: うり坊 | 2006.07.05 00:38

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